『囚われのパルマ Refrain(リフレイン)』感想

ストーリー

秘められた記憶と真実の愛を試す
ドラマチック恋愛サスペンスストーリー
舞台は、前作より5年前――
ある夜、路上に落ちていた一冊の本をきっかけに
路地に倒れていた青年・チアキを偶然、 助けたあなた。
しかし、その日を境にあなたの日常は一変。
助けた青年と面会するため、
孤島の収容施設を訪れたあなたは、
そこで謂れのない疑いをかけられていることを知る。
とある事件の鍵を握るというチアキ。
疑いを晴らすためにも、彼の記憶を取り戻すことに
協力してほしいと頼まれるが……。
彼の相談員となったあなたが直面する、
記憶の真実とは――。
「俺は……君を愛さない。」
『囚われのパルマ Refrain 』より公式サイト

感想

※当感想にはストーリーのネタバレがありますので注意。

“事件に巻き込まれてた主人公が記憶喪失のイケメン収容者の相談員となり孤島暮らし”

こんな特殊なシチュエーション一発ネタだろ、と思っていたらなんやかんやで3人目。本作のイケメン収容者はカシマ チアキ。黒髪で太眉のキリっとしたハルトやアオイと違う雰囲気の青年です。

パルマRの収容者はチアキ一人ですがその分密度が高い。シナリオ全8話、サイドストーリー2話、その後もいつまでもチアキと過ごせるエンドレスモード搭載。毎週スペシャル面会やテレフォンなど定期更新ありの盛り沢山。

内容だけでなくシステムやグラフィック面でもブラッシュアップ。まず何に驚いたかといえば…チアキが毛布かけて寝てるー!!

無印自体、公式サイトの漫画でもハルト達が毛布かけてない事をネタにされていましたが、相談員達の想いが届いたのかチアキはしっかり毛布使ってくれます。これで風邪引きそうとは心配せずに済むね。

更に無印ではクリームパンを送ったのにあんパンを食したり、料理のモデリングが使い回しで少々寂しいものがあった。パルマRでは一つ一つ用意されており、チアキもグルメレポートを添えてくれるのでプレゼントの甲斐あります。プレゼントにはコスプレ衣装もあり、学ラン、猫耳なども疑問に思いつつも装備してくれるので逆に申し訳ない、チアキ君。

本作では島の住人達にもボイスがつきチアキ以外のキャラクターも掘り下げてきます。中でも看守の須田さんと司書の門司君は立ち回りと人気声優起用も相まって従来の乙女ゲーならFDで攻略対象になっていただろうなーという存在感。彼らともテレフォンで会話出来るあたりファン心を分かっている様子。正直、門司君ルートあったらそっちに行っていたかもしれない。

そんな感じで無印からパワーアップをして帰ってきたパルマR。だのに…私の中では乗り切れなかった。無印の感想読み返すとかなりパルマに対してお熱だったがあの時に興奮はどこへ?

理由はパルマのシチュエーションに慣れてしまった事とシナリオの消化不良でモヤモヤ。

今作では”ドラマチック恋愛サスペンスストーリー”と謳っており、特殊な生い立ちで愛に飢えた青年と事件を追い、ガラス越しの触れ合いで絆を深めてやがて恋に…。

たしかにドラマチックだけど3回目になるとストーリーを進めるためのルーチンワークが辛い。

→島を散策したり住人と話す
→アイテムを手に入れる
→チアキに差し入れてストーリー進行

これがパルマRの主な流れ。
アイテム入手は住人の欲しい料理と物々交換する事が多いけど料理の素材探しで島を行ったり来たり。雑貨屋とかまとめ買いさせてよ。料理や住人のボリュームアップに合わせてここら辺も調節して欲しかった。

アイテム探しに翻弄されつつチアキと主人公が巻き込まれた事件についても調査。そして終盤なりチアキの義父が殺された事件が話題に上がりこれは現在の事件とリンクしてチアキの心を解放するのか…?と思ったら義父殺した犯人が分からないまま終わった。

チアキは紆余曲折あって主人公と結ばれ心晴れやかだけど私はモヤモヤですよ。無印でも感じましたが事件の謎から収容者のカウンセリングにシフトして事件が添え物の漬物みたいになるんですよね。乙女ゲーでラブロマンスメインなのは分かるけど犯人とか事件の真相とか気になっちゃうじゃん?チアキとの交流はデュエットしたりイチャつきすぎて須田看守に突っ込まれたりと楽しかっただけに残念。

そういえば昨年、カプコンカフェ『囚われのパルマ VR面会』しましたよ。ヘッドセットと一緒にアオイの香水が染み込まれたアイマスクをつけて視覚・聴覚・嗅覚をパルマ色に染めてVRスタート。アオイが目の前にいて没入感はスマホの比では無かった。狩屋看守にもボイスがあり、あの面会中はさいたまのレイクタウンじゃなくてシーバイブに居たわ…。VRとパルマの親和性は予想以上に高かった!これでチアキが来たら一緒にデュエットして須田看守に冷やかしされたいところ。

パルマR配信に続きSwitchで無印がパッケージ化と勢い増すパルマシリーズ。パルマRは乗り切れなかったなーと、言いつつも好きなシリーズが発展していく事は嬉しい限りなので影ながら応援しております。

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