『JUDGEMENT 7 俺達の世界わ終っている。』感想

あらすじ

東京、浅草。彼らが作った「仮想」との戦いが今始まる。

東京、浅草。
超個性的な7人が集う弱小ゲーム開発会社「ジャッジメント7」は、AR(拡張現実)技術による新機軸RPGを制作中に、ついうっかり(!)現実を拡張してしまう悪魔のプログラムを書き上げてしまった……。

その日を境に「変化」していく日常。自分たちが作ったゲーム世界 ― その痛い設定、痛いキャラクター、痛いストーリーが「現実」となり、世界は滅亡のシナリオに向けて爆走を開始する。

世界を巻き込んだ壮大な自作自演 ! 戦う相手は、自分たちが作った「終っている」世界 !
果たして、彼らは平穏な日常を取り戻すことができるのか!?

『JUDGEMENT 7 俺達の世界わ終っている。公式サイト』より

感想

※当感想には本編とプラスエピソードのネタバレがあります。
vita版『俺達の世界わ終っている。』の感想はこちら。

新規シナリオ引っ提げてSwitch&PS4にて発売された『JUDGEMENT 7 俺達の世界わ終っている。』。
マルチプラットフォームに伴いUI改善。おかげでvita版で諦めたトロコンも…





フローチャートを駆使して無事達成。俺達のトロコンわ終わっている!!

フローチャートの他に好感度の表記され、お目当てのキャラクターエンディングに達成しやすくなりました。また、用語集ではキャラクタープロフィール、本編の設定、浅草の観光ガイドなど様々な用語を解説。しょーない情報からおーっとなる小ネタが散りばめられておりオレオワらしいなかなかにカオスな仕上がりに。

そして本作のメインとも言えるプラスエピソードは馬鹿やりつつ熱くてちょっと泣かせる安定のクオリティ。vita版当時から下ネタの酷さに各所ツッコまれ、公式ブログでも触れていたけどそこで鳴りを潜めず、プラスエピソードでもかっ飛ばして来るあたり下ネタあってこそジャッジメント7なんだ!!という制作者のソウルがひしひしと伝わります。

ボリュームはと言いますと制作者が「アサノさんの胸から上」と豪語するだけあり本編の半分ほどありました。ちょくちょくボイス飛ばして読んでたから8時間ぐらいで終わったけどフルだったら10時間あるのでは?


ジャッジメントデイを防ぎ、新作ゲームに取り掛かるジャッジメント7の描写からスタート。序盤はジャッジメント7らしいグダグダで濃密な日常を描いており、そんな日常系後日談だと思っていたら甘かった。

新キャラクターの美守まもりの登場を機に空気が一変。平凡なラノベ男こと一応主人公の午前零時の恋人を自称する、いわゆるストーカーな彼女。零時とまもりの関係に嫉妬するジャッジメント7ガールズと板挟みになる零時の姿はまさにラノベ。今回はドタバタラブコメ系かーと思っていたら甘かった。

ジャッジメント7のTGS出展を機に空気が一変。オレオワのキーキャラクターであるイチレイこと一ノ瀬玲奈がまさかの登場。オレオワで一番好きなキャラクターがイチレイである身としてはプラスエピソードで彼女自身が登場するとは微塵も思わなかったので驚いた。

今回はイチレイとその姉である葉子女史の掘り上げをガッツリしていきます。プラスエピソード序盤では腐った趣味をオープンにしてイロモノキャラになっちゃった葉子女史でしたがイチレイへの想いを剥き出しにする場面で泣かされたよ。声優の演技も良いのかな、全体的にキャラクターが感極って気持ち曝け出すシーンでもウルっと来ちゃうんだよね。

バカやっても時に熱く時に切なくの相変わらずの中でパワーアップした物が一つ。それは零時のツッコミがキレッキレ。新人アルバイトだった本編から一皮むけたせいかジャッジメント7の面々に対して容赦なくツッコミを入れてくる。だからと言って1から10までツッコミっ放しではなく、時には繊細なイルカ2号に気遣いマイルドにツッコんだり、また時にはアサノの追撃を恐れ胸の中でツッコミを秘めたりと緩急が上手い。これがアドバンスドディレクターのスキルなのか。


前回の感想で「科学アドベンチャーっぽいすね」と書いたけどまさか公式自ら“科学アドベンチャーファンに捧ぐ渾身の1作”と謳い文句つけて来るとは。新世界プロジェクト第2弾として新作を制作しているらしいので科学アドベンチャーに寄ろうとせずしそのままでいて欲しいもんです。

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